京セラドーム地獄篇

取り乱してるので受け流して下さい。


結論としては、「19年前の大阪ドームで、完全に拒絶されたまま死に様みせられて白目むいてたわたし、を含む地霊の回収」だった。
代々木の裏だった。わたしには。

 

 

 

 

定刻5分前、DANDANのブラスに通じるあったかくて楽しいマイウェイ→見てないようで見てる、の導入。
ホンワカしたままメンバーでてきて、ホンワカあったかすぎて一瞬わかんなかったロマンティスト。
鶴舞のあの、障子紙破るタイプのバキバキ怒張ロマンティストとは違う、熟年愛のロマンティスト。
そのまま楽園、俺がどんだけ楽園が好きかよの楽園、からの、いない間もうどんだけ!どんな思いで聴いたかの!いい加減これ以上言わんけど!の、ロックスター。
 
2019年から愛をこめてジャガーとマリーの名を呼んだ名古屋とは違う、もちろんBIGEGG とも違う、
言い方悪いけど、3曲めまでで「今夜は歴史に残らないほうの夜だ」と思った。
2001年の大阪と同じように、歴史には残らない。でもあの日、お互いここにいた。
いまならあの俺とお前を抱きしめられる、みたいな、今夜ここにいる者だけがあっ、て察するあれ。


わたしこういうときだけいつもわりといい位置にいるよね(※福岡)☺️
完全に悔いの残らない服選んできたので、お席にふさわしいリアクションさせて頂きました~
巡回のヒーセに「ヨッシャヨッシャこのへん盛り上がっとんな!うむ!」ってハート頂いた区画の民草でした。

 

 

 

中盤のセンターステージは名古屋でもう観てるのに、それでも気持ちがピッと強張って笑えた。繊細ヤクザかよ。
代々木にいたおたくで、そのまま4年間ずっと絶え間なく大切にして貰ったのに。

 

「前の記憶があんまりなくて」
でしょうね!わたしもあのあと茫然自失でタクシーに鞄忘れて大変だった!!!


「なんかかわいいね(会場)」
お前だよ!!!!!!!!

 

わたしも記憶ないのに、まさかこんな日がくるとは思わなかった、不思議です。
よく寝たカナリヤ、掛け値なしで大好きになれたおJAM、
聴かせて欲しすぎたfourseasons。
あんときも、ほんとはこんなライブがみたかった。

 


わたしはこのときアリーナからずっと背中をみていたのですけど、アニーのハイハット生音とスピーカーから出る音でこんなに違うのか!(時差)とか、左腕が鮮烈に綺麗とか、みんな肩が最高とか普段見られないレア感をぶっちぎって、


いまこのバンドがいまこんなに強く在る、その背後に我々が配置されている演出?に、おこがましくもメチャメチャメチャメチャ心打たれてしまった。 


あんときあんなに儚い頼りない筏みたいな中央ステージで、今にもドームの暗闇の海に飲まれて沈んで見失うんじゃないか、みたいなメロメで、嘘みたいになんにもできなくて、


バンドに背負われてるんではない、アリーナのわたしたちはあれから何年経ってもみんななんか勝手に集まっちゃって、あんなにガーンてなったことも忘れて笑
素直にこのバンドが好きで、


そんな無自覚なわたしたちが、バンドがマイクスタンドをぶっ飛ばして今また「美しい希望の季節がすぐそこまで近づいてる」ってfourseasonsをやる、その足下に、基礎に、前盾後盾になれている気がした。

 

2001年には骨から身を切り離されるみたいに遠くに置かれたのに。


いや、おたくをやっていて、こんなに嬉しい扱いはないんじゃないの。
しらんけど。

 

 

 

 

 

 

続きます…