代々木(前)(仮)

また収拾つかなくなった…

今回は普通のレポートです!

 

 

①前フリ

突然ですが、誕生日を祝われるのが苦手です。バレないよう生きています。

善意であっても、結果飲み会の口実に着地したり、肝心なときに見てみぬふりをされて、飛び散ったりするから。

わたしと家族と友達のだいじな日なんだ!大事に扱ってくれん人は帰って!笑

(ちなみに自分の歓送迎会も常に欠席)

人のはお祝いするし好きです、他人の誕生日に愛知まで行ってバンジージャンプする女です。生まれてくれて嬉しい、好きな人のめでたい日は祝日。

 

代々木スペシャルは奇しくもちゃんえまさんのお誕生日でした。

「特別〜✨」よりも「なんで仕事入れたの?!自分のthe dayを地獄の亡者に捧げるの?!」って地獄の亡者として戸惑いました。

よりによって(?)こんなとき、大事な人と大事に過ごしていいんだよ!

 

 

 

②開場

SEが

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不穏 笑

おたく全員昼に「vo.菊地英昭」って誤植を受け取ってて、この不穏、全部仕込みならかなりセンス良かった。
MCでこれは「えまさんを想ったプレイリストbyよしいかずや」だったと明かされます。ペヨーン人バースデーバッシュ幕上がっていた。

 

 


③開演

大阪ドは2001の大阪ドに、東京ドは2001東京ドに、横アリはfixとパンチラと春旅の横アリにいたものたちのための夜。
今夜が2016代々木のための夜なら、eien始まり有り得る、えま曲多いだろうな、でも正直eienはまだやんないで〜🙏(eienで倒れてる話参照)って思ってたら出囃子がもうeienで、ヒュッ…
このままやられたらどうしよう!ヒェーありえるで代々木!心臓潰れそう、コザーナちゃんしなないで!
からの!

 

 

love is zoophilia

 

 


なんでや😂😂😂😂
代々木どこいってん😂

 

 


でも今回は福岡とは違って!スベったときに「スベった?」って不安にならなければ、スベりなんて存在しないんすよ!
6千人の「なんでズーブィリア?」を意にも介さず歌い上げ、スカしたまま続けて堂々たるセックスレスデス!選曲😂
えらい〜👏👏👏👏👏👏👏👏

 

 


吉井和哉劇場

吉井和哉さん、今日絶好調では?
大野一雄ばりの正座して創生児の札めくり、「聞きましたか?いまの泣き言」、開始即これ、円熟の吉井和哉劇場。
やっぱりお前こそが俺の人生のメフィストフェレスやで!!!!!!!!!

 

街の灯なんかいまいちばん聴きたかったよ、坊主また会えてうれしいよウッウッ。
イントロで会場のムードが明らかに変わって愛が風呂みたいに満ちて、俺たちおたくは皆、バンドがやりたいように好き勝手やってる姿が一番好きなんだよ〜!と思いました。

 

街→ニューロの流れも良いし、ここで一切の中弛みが無いのが凄まじい。寧ろ音の締まりの良さに毎秒びっくりする。
MCも完璧!優秀!練習してきた?
まさかの拍手でハッピーバースデー、声も出せないこんなシビアな条件下なのに、6000人満面の笑みで柏手打って好きな人のお誕生日会してて、なにこれポジティブしかない〜!これがあいつのやりかた!this LOVE is for 英昭!

おまけにアルペジオ、どうぞ〜!からの愛の讃歌!素晴らしかった😭😭😭😭😭
みわさまいらしてますか〜!?

 

エマはまだ♪56だから〜!のマッシュアップアイドル歌謡もセンス良すぎ。しかもコスメティックラブのあそこで大正解、もう1回を遠くに逃がすサンプリングみたいにしたのも最高に痺れた。
※直後に八王子会のアレが発表されてたけど、この日ヒロミ来てたのかな、来てたら吉井和哉劇場マジで最高だな…卍

 

 

曲作りの傾向の時点で、吉井和哉が本来遊びの天才だって確信はあるのだけど、なかなかライブで披露してくれないよね。
CD通りに聴きたい方もおられること否定はしませんが、わたし個人は天才の天才ぶりは見せつけてほしいです。
解体!脱構築!惑星に惑星ぶつけて今夜ここにしか存在しない新しい宇宙を作って!
我々は曲から永遠に可能性を引き出せる、っていうの好き過ぎるんだよ〜。

 

そしてニコ生同期。
本来なら全てのリスクを自力で排してここに来る筈の周囲の友人(※ちゃんえまの女たち)がこの日は皆中継参加を選んでいたのですが、ここでバンドが会場にいる我々と中継の先の我々を区別なく分け隔てなく懐に入れてることを表明して、心の砕き方とその見せ方のスマートさに普通に胸が苦しくなった(恋で)。
友人たちと一緒に観られて嬉しかったで〜す!

 

 


菊地英昭劇場

 

ところで代々木の音が良過ぎ。丹下健三天才か?(天才です)
というか、他の会場で客に聴こえてる音に制約があり過ぎる。
ずっと言ってるけど、この音でライブができるバンドを、会場殆どの客がいつもあのくらいの音でしか聴けないの、構造に対して技術の限界だとしてもいくらなんでも残念。開催規模と引換えにするにはあまりに大きな損失。

 

なので、空の青を代々木の音環境で聴けて良かったです。無口なかつてのえまさんが、言葉じゃなくギターに本当の気持ちを託していたころのしあわせな思い出?を、ギター語で、ライブで聴けて嬉しかった。ずっとこれだけ聴いてたいな?

 

(実際はヒーセのベースがいちいた良過ぎてギターに集中できないし、弟のドラムも根が同じ言語なのが快いし、吉井和哉ちょっと静かにして?いまえまさんがギター語で喋ってるから!笑 なんなんこのバンド)

 

 

この曲で離陸してどこまでも上空の青だけ見る未来を想像して、実際はそこから降りて立ち止まったり歩いたりして、
青ばかりでなく雲の上の夕焼けや、眼下に暮らす人の営みや、時折夜の花火を見ながら、今はまた高度を上げているよう。
例えばchangesがマイフーの未来であるように、horizonは空の青のあのちゃんえまさんが、未来で書いた曲なんだな。しみじみ。