京セラドーム煉獄篇

最早朝方の泥酔者のクダ。しらふなんだけど。今からこうで東京どうすんの。

 

 

 

 

 


人生の尺が、長くて。

 

ブリリアントも(東京の犬小屋も)、あのとき自分じゃどうしようもなくて、みんなで曲の持ってるはずの魔法に期待して、未来にブン投げるしかなかったな。
1度はそのままどこにも届かなかったのに、まさかそれをまた拾って持って歩くことがあるとか、思いもしなかった。
ていうか、あんな悲痛な置き土産しといて!代々木でまさかのそれ取りに戻ってきた。
そこで途切れた話を、きっちり続きからする以外知らないみたいに。


未来はみないでで戻ってくるつもりだったの、普通にちょっとウケる。あれプライマルやん。
同じ行為のifもしもやん。8で峠の後に入っててもプライマルのボツ歌詞でも驚かないぞ俺は。


大人になったいまならちゃんと愛せて伝えて同じ夢を見られるから、「別れ」じゃなくて「未来で待ち合わせる約束」に出来る、よね???って、今だからお互いそういうことにできるやつやん。
(※よね?の部分が超重要)(あいつ嘘つきだし)


そこも、そこからしか始めるわけにいかないと思ったのか。
今回大阪ドームの地霊を隅々まで回収して、迎えに来て抱きしめて、また約束を、
前は最後に黙って一回ヤッとくみたいな曲で、今度は朝までハグみたいなかんじで、

そうやってまた、我々は、離れるのか。

 

 

前のとき、自分の人生に放り出されて、
いや、ほんまに大変だったんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バンドはおらんし!

本当に、念仏みたいに「何も考えずイエッサーして全部オッケーになりたい」って言ってた。
周りからあいつやばいな?って心配されて、「でもイエローモンキーのファンなら(=音楽でのあんな楽しい約束を知っているなら)大丈夫か」って言われて、
人生詰んだ~!って誕生日や大晦日の真夜中にひとりで正座して鶴舞をみて、何度も、
シンプルに帰ってきてほしいと思うことも許されてなくて


こういうのを「昔のことだけ話したっていいから」って言うんかな。
いやあんたのせいやで思い出したの。
わたし大阪ドームんときの倍の歳になったよ。一緒にいられた4年、ちょうど最初に好きになって休止されるまでと同じくらいの時間だったなあ。

 


休止宣言、なんにも寂しくなかったんですよ。むしろ嬉しかった。
好きな人の人生、望むようにしてほしいし、休むことを知らずに倒れたんだしもう普通に休んでほしい。
というか、金曜日がきたらそりゃ土日は休みだよね~んじゃまた来週~!くらいに思ってた。

 

こんなんされたら月曜待てない無理寂しい。
ずっと一緒にいてあんたのおたくだけやっていたい。
また自分だけの人生に戻って、あんな寂しい思いしたくない。


でもずっとわかってるんだけど、わたしはライブ会場では自分のバラ色の日々は探せないタイプのおたくです。
自分の人生に投げ出されてる状態においてしか探せない。

なぜならイエローモンキーのファンだから。
完全余生になってしまってからイエローモンキーが戻ってきて、いま自分の人生がある人が会場にそれ持ち寄って一緒に歌ってるのが、ずっとずっとうらやましかった。
しぬほどうらやましかったけど!
グギギギギギ

 

 


自分の人生に戻りなよ、また待ち合わせはあるから、って優しく諭されてしまったみたいなんだよ。


ヤダ~ヤダヤダヤダヤダ保育園いきたくない~~~~

 

 

 

 

終わってから、あのとき大阪ドームのあと流れたのがマイウェイだったの教えて貰った。
言われて思い出した、ジプシーキングスのマイウェイで、
シナトラや他の人の仰々しいやつじゃなくて、シャレと乾いたかなしみと生命の図太さとせつなさが花火みたいに燃えて散るみたいな、このマイウェイが僕は好きなんだと、おセンチ世代はラジオとかで教わって、
オールナイトの最終回にこれをかけられて「さよなら。」って終わられたことまで思い出した。

19年後にあの大阪のさよならの続きがあって、「君と僕は過去と未来より強く強く結ばれて未来永劫に出会い続ける」って宣言されて、今夜はあの日あそこにいた者同士の夜だってメチャメチャメチャメチャに抱きしめられて溶けて「愛とは何かを知ったその朝」に、

僕らは部屋を出ていかなきゃなんないんだよな。

 

これをマイルストーンにして、また次逢えるとこまで別々に泳がなきゃならない。

 

 

「過去と未来より強く強く結ばれて」る
「また逢えるって約束して」るから不安はないけどただただ寂しいし自分に向き合いたくない。
でも観念して、やんなきゃなんないよなぁこれ。

 

 

だって、なぜなら俺は、イエローモンキーのファンだもの。

 

 

ンアーーーーーーーーーーーーーーーーーーー