ソロ行ってない女の三部作、完結するョ

血まみれの女神たちよ 聞いてください

 

吉井和哉がバンドしながらソロも出す2018、どきどきしながら蓋を開けたらこの歌詞で、

正直しぬかと思った


歌にいきなり容赦なく心臓を掴まれるのが久しぶり過ぎたこと、わたしが吉井和哉を聞かない間に真剣に愛したのがそんな音楽だったこと、それを忘れていたこと、今度はあなたがしてくれるのか、など、など

 

 


ミュージシャンが書いた歌詞が我々に届くまでって、どれくらいなんだろな
本人の唇から最初にこぼれたその成分がわたしに届くまでに何割失われるんだろう、って話じゃなくて
あなたがわたしたちに伝えようと、離れていても気持ちの底で繋がっている、独りぼっちでも口ずさめばいつだって心に火が灯る言葉を、いつから温めてくれてたんだろう
てかいつから、そんなつもりで歌ってくれるようになってたんだろう

 

 

 


家父長制と闘い抜いた人を保護者に持って「小さな他者」として育てられたわたしでさえ、社会に出てからは思い切りルッキズムセクシズムに加担したし、他者を尊重せず、ずっとずっと自分も大事に出来なかった
TLがいよいよ濁流になってきたのを日々感じているけど、文章を追って映画をみても、相変わらずアプデは全く追いつかない

無知から望まないことに加担していないか、誰かの誇りを毟っていないか、闘うべき相手を間違い目的を履き違えていないか

守ってるようで傷付けてないか

 


疲れるよ でもわたしは あなたの音楽を聴いて育ったから
この先もう何者にもなれなくても、あなたとわたしに恥じることのない者でいたいから

 

 

わたしはバンドのファンなのですが、starsにもholizonにもずっとクソクソクソクソ痺れまくって!います!
互いが互いの個人的な話だけをするでなく、同じ社会に属し、違う場所から同時にそれぞれコミットしてる感じ超痺れる
Starsなんて、ぼくのハートは2018年、暁に果てず朝日を浴びて、始めるのはロックのパーティなんだよ!!!!こんなの落ち着いたりできないよ、
この名前を持って戻ってきて、歴史を知らないわけでも考えなかったわけでもない、元の目的が自虐や呪いではなかったことを考えて、艶やか反骨のジャパニーズなんだと

そういう意味で掲げてく、自分たちが歩いた後、きっとそうなるように行動してく約束

あなたを虜にしたロックスターが、あなたにそんな約束をしたように
誰も貶めず、危なっかしい机上の愛に酔わず、常に疑い自分を信じ、心の正直なところを歌い続けることで現実に応え続けた人たちと、約束を持っているあなただから 

 

 

 


あの3月、映画館で映写機を動かしながら、とあるcmが流れ続けているのを「これだめです、企業としても人としてもあかんです、なんとかならないんすか」って言って上に無視されていたころ、スクリーンから吉井和哉の曲が流れてきたことがありました
わたしはなんにもしらない、そこにその音楽があったことしかしらない
ミュージシャンだから音を鳴らすことで意思を表明し行動にする
音楽で側に居てくれ、音楽を続けることで戦う姿だった

 

 

 

福岡で「僕を通して自分を見て」と言ったらしくて~も~!!!!
わたしはいつも吉井和哉に映して自分を見ているから、懲りずにまたそうして、
わたしには「名前のない島なのか」は、いまから逃れるために用意される理想の場所で、「名前のない島へいこう」は、自分のいるここ、ないしこの社会を、このなんとでも呼べる共同体を、その理想の場所に変えていこう的に響く

かずちゃんマッドマックスみたかなぁ

 

 


満天の星の輝きに胸を熱くしながら、自らも発光を止めないと言ったバンドがいて、

星の形を持たない宇宙のチリのわたしも、その光の反射のキラキラを纏えば、自分のパーティーが出来る
遥かに見える地平線を目指していくバンドがあって、わたしが何度躓いて座り込んだりしても、顔を上げて手足を動かすことをやめなければ、いつもその背中を追い続けることが出来る
そこにソロの吉井和哉がきて、ソロの声で言葉で「あなたといるこの場所をよくする」とシンプルに言う
どれも、わたしたちと同じようにオロオロしながら明日を待っていたJAMおじさんだった人から、2018年に届いた手紙みたいですね

受け取れて良かった

 

いまあなたの音楽とともにある体験は、この先わたしが戦うとき、いつだって何よりの勇気になる

心が疲れたら、あなたとわたしの歌を歌う

生まれて初めてわたしと音楽でサイコーに楽しい約束をしてくれた人は吉井和哉だし、今またサイコーな更新してくれたのも、同じ人だ

 

 

オタク冥利に尽きる人生です!